電磁気学の基本的な挙動を計算する簡易シミュレーターです。以下に示すような電磁気学的挙動のアニメーションを作成しGIF画像として保存することが出来ます。保存したGIF画像はフリー素材としてぜひ活用してください。現状はスマホ非対応なのでPC推奨です。

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スライド1

クーロン衝突

クーロン力(荷電粒子同士の非接触な相互作用)による粒子の軌道変化。荷電粒子同士は接触せずともお互いの軌道に影響を与える。粒子同士がぶつかることにより起こる弾性衝突に対して非弾性衝突と呼ばれる。

スライド2

クーロン力

荷電粒子(電荷を持つ粒子)はお互いにクーロン力という力を及ぼす。異符号の電荷ならお互いに引き合う力(引力)、同符号なら遠ざかろうとする力(斥力)が働く。

スライド3

デバイ遮蔽

プラズマ中に配置したテストイオンは即座に電子雲に覆われ、その静電ポテンシャルはある長さ(デバイ長)で遮蔽される。これによりテストイオン付近ではイオン密度よりも電子密度の方が大きくなり準中性条件が保たれないが、テストイオンからデバイ長だけ離れた位置ではイオン密度と電子密度がおおよそ一致する。この準中性条件が保たれない領域のことをデバイ球(テストイオンを中心としてデバイ長を半径とする球)と呼ぶ。

スライド4

ローレンツ力(ラーマ運動)

荷電粒子の運動方向に対して直行する方向の磁場成分があると、運動方向と磁場方向の両方に直行する向きにローレンツ力という力が働く。画像ではZ方向に定常磁場がかけられており、その状態で荷電粒子に上向の初速度を与えるとローレンツ力による回転運動(ラーマ運動)を始める。

スライド5

磁石が作る磁場

磁石(磁気双極子)が作る磁場。磁力線は必ずN極からS極に向かうような閉曲線となる。円電流による磁場も磁石と同様で、その磁気モーメントは電流とその円の面積との積より求められる。

スライド6

静電ポテンシャル

時間的に変化しない電化分布により生じる電場(静電場)の電位を静電ポテンシャルという。外場としてポテンシャルがかけられている場合、正電荷は正から負の、負電荷は負から正の静電ポテンシャルに向かうようにクーロン力が働く。

スライド7

E×Bドリフト

ラーマ運動している荷電粒子に対して外場となる定常電場をかけると、荷電粒子は回転の片方では加速し、もう片方では減速するような力を受ける。結果として荷電粒子は回転しながら磁場と電場(外場)の両方に直行する向きに移動(ドリフト)していく。

電気素量(1.60217663e-19[C])を基準にした相対値です。

電子の質量(9.1093837e-31[kg])を基準にした相対値です。

1フレームあたりに進む単位時間です。

電子2つが距離 1[m] 離れて配置されている時に働くクーロン力を「1」とする場合のクーロン定数[N m2/C2]

適用するクーロン力の種類とその影響度合いを調整する。

粒子間:粒子間に働くクーロン力
定常電場:定常電場によって粒子に働くクーロン力

適用するローレンツ力の種類とその影響度合いを調整する。

電荷による磁場:荷電粒子の運動によって生じる磁場により他の粒子に働くローレンツ力
定常磁場:定常磁場によって粒子に働くローレンツ力

速度は[m/s]。ステップ時間dtあたりに進む距離ではない。